松阪市議会 > 2020-07-01 >
07月01日-05号

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  1. 松阪市議会 2020-07-01
    07月01日-05号


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    最終取得日: 2021-07-10
    松阪市 令和 2年  6月 定例会(第3回)議事日程第3号 令和2年7月1日 午前10時開議 日程第1 一般質問 日程第2 議案第88号 令和2年度松阪市一般会計補正予算(第3号)本日の会議に付した事件 議事日程と同じ出席議員(28名)    1番  橘 大介君      2番  中村 誠君    3番  松本一孝君      4番  赤塚かおり君    5番  谷口 聖君      6番  殿村峰代君    7番  市野幸男君      8番  田中正浩君    9番  栗谷建一郎君    10番  楠谷さゆり君   11番  西口真理君     12番  米倉芳周君   13番  深田 龍君     14番  沖 和哉君   15番  松岡恒雄君     16番  坂口秀夫君   17番  植松泰之君     18番  堀端 脩君   19番  野呂一男君     20番  中村良子君   21番  山本芳敬君     22番  山本 節君   23番  大平 勇君     24番  濱口高志君   25番  海住恒幸君     26番  中島清晴君   27番  久松倫生君     28番  西村友志君欠席議員(0名)議場出席説明者 市長          竹上真人君   副市長         山路 茂君 副市長         永作友寛君   総務部長        松名瀬弘己君 企画振興部長      家城斉和君   防災担当参事      北川高宏君 地域振興担当理事    野呂隆生君   環境生活部長      村林 篤君 福祉事務所長      石川圭一君   こども局長       廣本知律君 産業文化部長      内山次生君   建設部長        伊藤 篤君 教育長         中田雅喜君   教育委員会事務局長   鈴木政博君 市民病院事務部長    武田裕樹君事務局出席職員 事務局長        白藤哲央    次長          北河 享 総務担当主幹      池田博紀    議事担当主幹      中口真理子 調査係長        北川信助    兼務書記        梶間正也 兼務書記        田中 智-----------------------------------                         午前10時0分開議 ○議長(大平勇君) おはようございます。これより本会議を開きます。本日の議事は、議事日程第5号により進めることにいたします。 △日程第1 一般質問 ○議長(大平勇君) 日程第1 一般質問を行います。質問順に発言を許可いたします。 まず最初に、25番 海住議員。     〔25番 海住恒幸君登壇〕 ◆25番(海住恒幸君) おはようございます。議長の許可をいただきました。本日通告は4つのテーマがございますが、一問一答でお願いいたします。ともに、順番を少し入れ替えまして、4番目に挙げてございます市民病院のこれからについてを2項目めに質問させていただきたいと思いますので、議長において御了解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 まず第1番目、文化財収蔵庫建設予定地の再検討をという内容でございます。 この問題は、鈴の森公園に建設予定がされているということです。鈴の森公園のことを大変心配しております。松阪市がこの場所に4億3700万円もする倉庫を建てようとしているわけですけれども、使う用地が公園の中の約335平方メートル、約100坪の平地に鉄筋コンクリート2階建ての倉庫を建てると。そのことで20年もかけて造り、また大事にされてきた、また市民に親しまれてきている公園が台なしになってしまうのではないか、このような危惧を持っております。書画カメラをお願いいたします。 鈴の森公園のはにわ館、東屋、池、せせらぎがこちらにございます。この東屋を取り壊して、ここの平たい場所に約100坪を使って2階建ての倉庫を建てるということです。幾つか写真を御覧いただきますと、これがやや別の角度から見た予定地です。さらに、遠くから見た場合、私はここからの風景が一番優れていると思うのですけれども、クヌギとかの植生があり、またせせらぎ、このような風景、ここに倉庫が飛び出してくる。こちらに倉庫ということになってまいります。これがせせらぎです。 どういう場所かというと、はにわ館があって、これがその前、ここに小道があります。園路であります。この園路をまたいでしまう。これが先ほど示したせせらぎでございます。このような位置関係にございます。 先ほども申し上げましたように、大変木々が多く、コナラ等の雑木林、樹林やせせらぎがあって、小道がある。また東屋があって、鈴の森公園の中で最も豊かな森と水、くつろぎの風景となっている。風景に優れているため、四季折々、ウオーキング、ジョギングしている人の潤いがあるところでございます。こんなところに公園とは無関係な巨大な倉庫を持ってくれば、公園としては取り返しのつかないことになるのではないか。このまま工事に入れば、それを残念に思い、また怒る人もたくさん出てくるはずです。多くの方は知らないと思います。突然のことを衝撃に思う。誰が納得できるのか。こんな計画はまず撤回すべきであると考えております。 自分の家の庭に置き換えてみたら分かると思いますけれども、庭の一番いいところに、大体東屋があるところは一番見晴らしのいいところにあるんですね。そこのところに倉庫を造る。自分の家だったらそんなことはしない。誰にもメリットがない。行政の都合、いわば置き場所探しの論理で公園の使い方を決めるようなことはしないでいただきたい。 この場所を予定地として決めたのは、収蔵施設を造りたい側の人であって、公園を使っている人ではない。公園を大事に思っている人は、決定には関わっていない。造りたい側の都合と理屈で決まった。そこが間違っていると思いますが、そうは思いませんでしょうか、御答弁いただきたいと思います。 ◎産業文化部長内山次生君) おはようございます。それでは、御質問にお答えさせていただく前に、収蔵庫の建設の経緯というか経過について簡単に説明をさせていただきます。 新収蔵庫の建設につきましては、平成23年12月に有識者や関係機関、市民で組織された松阪市まちなか歴史文化活用プロジェクト委員会から、長谷川家の収蔵資料の保存について、展示・公開する施設が必要であるという提言書であります「松阪まちなか歴史的文化遺産保存活用プラン」を受けたことに端を発しております。その後、平成25年に長谷川家から土地・建物と共に古文書や書籍、生活道具類など数多くの所蔵品が松阪市に寄贈されました。長谷川家の所蔵資料につきましては、寄贈いただく前の平成20年度から寄贈後の29年度まで、2期10年に及ぶ調査を行いまして、江戸時代以来の商人の姿を現在に伝える貴重なものであり、資料の総数としては8万7000点に及ぶことが分かりました。 そこで、旧長谷川治郎兵衛家の施設を有効利用するため、資料を旧長谷川治郎兵衛家以外の場所に所蔵すること、また、ほかの市の所有の指定文化財や絵画等を収蔵する施設が必要であることから、収蔵庫の建設の検討を始めました。平成29年度に文化財収蔵庫の建設に伴う基本計画を策定しました。 新収蔵庫の建設場所に当たっては、収蔵庫が旧長谷川治郎兵衛家の資料を収蔵することを目的の一つとしていることから、旧長谷川家と距離や土地の広さや管理体制という観点から検討しております。収蔵庫は収蔵品を適切に保存管理することを最も重要なものと考えており、既に人的配置がなされて適切な管理体制をとれる文化財センターの隣地である鈴の森公園内を建設予定地としたものでございます。 なお、基本計画の段階におきまして、鈴の森公園内を建設予定としておりましたので、庁内関係部署に確認を行い、都市公園法等についても建築上可能であるという確認をしております。 また、文化財センターの隣接地に予定することについては、文化財保護審議会のほうにも報告し、確認をいただいております。 建設予定地につきましては、鈴の森公園内の小川のせせらぎやメダカ池等々に近接していることから、鈴の森公園等の計画に関わりました専門の方の御意見もお伺いしながら進めてきたという経過でございます。 先ほど言われました、この公園内に造るということでございますが、私どもといたしましては、この建物を管理していくということで一番最適な土地だと判断して、この土地を予定地とさせていただいたものでございます。 以上でございます。 ◆25番(海住恒幸君) 全く、公園を使う側の目線が入っていない。長谷川邸に保管されていた文化財も重要であると思います。保存することは誠に重要と考えているという御答弁がありましたけれども、もっとほかにも場所はあったはずです。できるだけ、もともと出てきたものというのはその近いところで保存するというのが私は一番いい考えだと思います。鈴の森と長谷川家は全く関係がない場所で、そこに持ってくることの必然性は何もない。公園というものを考えた場合、全く不都合なものである。その景観風景を破壊する、壊すということに対しては、何も御答弁を頂けませんでした。それが文化行政における松阪市の姿勢だと受け止めます。 先ほど御答弁の中で触れられた文化財収蔵庫建設に伴う基本計画案でございますけれども、これを読んでいても大変おかしい。まず冒頭、基本計画の趣旨のところに出てくるのが、3ページですが、「本計画予定地は、松阪市の文化施設を集めた鈴の森公園にあり」と。今まで、どこに収蔵庫を建てるかという話が全くないのに、何でどこに建設するかという基本計画の中にいきなり、本計画予定地は鈴の森公園であると決まっているのか。そこまでの経過というのは全く明らかにされてこなかったじゃないですか。いきなり出てきたのが、この文章なわけです。最初から鈴の森公園に決まっていると。そのような姿勢はおかしい。なぜ、鈴の森公園のこの場所に4億何千万円もするような巨大な施設を建てたら、今まで公園を使ってきた人に著しい疎外感を与えるという、そういう事実認識は持たなかったんでしょうか、御答弁願います。 ◎産業文化部長内山次生君) 先ほど御紹介いただきました基本計画のところで出てきておりますが、その基本計画は平成29年度に策定させていただいています。その策定過程ではいろいろ候補のところを検討させてもらった中で、この場所が最適であるとさせていただきました。 あと、環境とか景観につきましては、当然専門家の意見を聞きながら、できるだけ影響を与えないような方法で造らせていただこうと計画しております。 以上です。 ◆25番(海住恒幸君) いろいろなところが候補地として挙がったということは一切書いてないですよね。そして、冒頭の答弁でも庁内でも様々な検討したと言うけれども、いろんなことが書いてあって、まず7ページを見ると、収蔵庫であって陳列や展示は行わないと書いてあります。ところが、8ページを見ると、陳列館になると書いてある。矛盾するじゃないですか。そして、陳列館と位置づければ、都市計画法都市公園法のほうも問題ない。陳列しないのに陳列館と位置づければ問題ないというのは、どういうことですか。 ◎産業文化部長内山次生君) 陳列館ということでございますが、この建物につきましては、文化財センターのほうと一体の建物という形で考えておりますので、文化財センターのほうでは陳列等もやっております。それを陳列するための資料等も鈴の森のほうで保存することを考えておりますので、陳列館というような、文化財センターと一体のものと考えて、このような回答になっております。 ◆25番(海住恒幸君) 私は、市民の側から、市民の目線から、この施設をどう受け止めるかということを言っているわけです。であるのに、文化財センターとつながっているから、あちらが陳列するからこちらも陳列するというのは、行政の都合、行政の論理であり、市民の論理とは違います。そのような詭弁を弄して説明するということはあってはならないことだと思います。 私は今回のこの問題は、行政の論理ではなく市民の論理から考えたい。市民の目線で、公園をどう使っているかという立場から発言しているつもりなんです。そのことに関しては、専門家の意見を聞いたというけれども、どんな専門家に聞いたのか知りませんけれども、多くの人に聞いているとは思えません。このように行政だけに通じる論理で公園を語ってほしくないと思います。いかがでしょうか、詭弁だと思います。 ◎産業文化部長内山次生君) 先どもも市民の公園に対する使い方という部分で御議論されていますが、私どもといたしましては、この収蔵庫の必要性というのは御理解いただいているところでございますので、それを造るのに一番最適な場所を考えた中で、選定をさせていただいております。また、この収蔵庫については、市民の皆様が直接に利用していただくものではない、そういう性質のものではないと考えておりますので、市民の方から直接、御意見を伺うことは行っていないということでございます。 ◆25番(海住恒幸君) 全くおかしいですよね。市民が使う施設ではないから市民の意見を聞いていない。市民は公園を使っているんです。その公園に一番影響を与えるものなのに、なぜその公園の利用者の意見を聞かないのか、お聞かせいただきたいと思います。専門的なことはいいから、公園の利用者についてどうかということです。 ◎産業文化部長内山次生君) 公園の利用者の意見をということでございますが、公園の利用は多くございます。しかし、市としての建物という中で、管理上一番必要であるという部分で、我々としてはこちらのほうを選定させていただきました。それで進めさせていただいておりますので、市民にとってはできるだけ影響を与えないという形で計画を進めていきたい、このように考えております。 ◆25番(海住恒幸君) 考え方がよく分かりました。できるだけ影響を与えない。そういうことではないはずです。そもそものことを考えてください。どこまでこの公園のことを知っているか。恐らく余り知らないのではないかなと思っています。この公園はそもそも市民の参加がなかったら、できなかった公園なんです。 少し歴史を語ります。当初の設計は今のような形ではありませんでした。行政が設計して、既に施工が始まった。実はブルドーザーが入った時点で、ブルドーザーの造成作業を半年間待ったをかけたんです。そこで市民がいろいろと公園のあり方を提案して、行政もそれを聞いてくれて、何10回もワークショップをして、名古屋のプレイパークとかいろんなところを見に行って、専門家の意見も聞いて造ってきた公園なんです。今人気のある植栽も市民の声を聞いた。噴水のところもそうです。全て市民と行政が一緒に造ってきた公園なんです。ただ、何で「森」という言葉をつけたか、分かりますか。実はもともと森はないんですよね。なぜかというと、あの土地を買った補助金がほとんど防災とか、阪神大震災の翌年、平成8年から3カ年で25億円出して買った土地ですから、防災広場の機能を発揮しなければならないので、大きな広場を造ったんです。それが今のメーンのところになっています。だけれども、裏側のところに森を造ったんです。せせらぎと言ったけど、最初は真っすぐな水路だけだったんです。それを、そんなんじゃよくないからと、わざわざ蛇行をつけて、水と親しめるようにした。どこにどんな木を植えるかということも市民が提案してやってきたんです。 そういうふうな経過を持つ、市民参加があって、すごく評価された公園なんです。それを今度は全く行政の目線で、行政の論理だけで、できるだけ影響を与えないように配慮しますからと、何も説明せずに倉庫を建てると出してきた。そんなんで、この20年間守ってきた、育ってきた公園をないがしろにしていいのかとすごく思います。文化行政の名のもとで、市民と協働で造ってきた都市公園文化を壊さないでほしい。市民参加の原点に返って計画を見直してほしいと思います。そういう姿勢はないのか、御答弁いただきたいと思います。 ◎産業文化部長内山次生君) 先ほど議員のほうから御紹介いただきましたように、鈴の森公園が造られた経緯については、市民の方が多く関わられているということについては認識しております。 先ほど、文化行政の名のもとでということを言われましたが、この収蔵庫の建設に当たりましては、今年度2月の当初予算に、この建設は文化財センター施設整備事業費として計上させていただきまして、その議会においてお認めをいただいて進めさせていただいているものでございますので、先ほど申しましたように、配慮をしっかりさせていただきますが、事業としては進めていきたいと考えております。 ◆25番(海住恒幸君) 鈴の森公園を造るときだって、公園を造る予算が決まって、既に工事の入札もして工事に入っていた段階から半年間、ブルドーザーに止まってもらったんですよ。今回可決しているのは、設計予算なんです。設計だったらば、まだ変更は可能なはずです。あらかじめあのような場所を前提として、造ってきた公園--私としては認めるわけにはいかない。市民が創り上げてきた文化というものを破壊する、非常に理不尽な行為だと思っております。 それと、先ほど、防災広場の中で数少ない森というのが、あの場所なんです。倉庫を建てる場所が森なんです。鈴の森公園という名前がつきましたけど、実はこの名前も市民が公募して、市民の会が募集したんですよ。219通の応募があった。ほとんどが森を造ってほしい。もともとどんぐりの森とプレイパークを造ってほしいとい声がありましたから、公園を描いていくときも、プレイパークの指導者がいたから、その人たちと一緒に、どのような公園だったらいいかということを考えたわけです。 だから、例えば、本当にそのときの気持ちを伝えるためには、鈴の森という名前以外に、こんな名前もあったんです。うたたねの森公園、その名前も有力な候補だった。審査の結果、鈴の森のほうが数で上回りましたけれども、そのような思いを込めた森を、行政の勝手な論理で、行政の都合のみで壊すような、25年ぐらいかけて造って、それをこのようなことで壊さないでいただきたい。これだけでもずっと行きそうですけれども、ほかのテーマもございますので、この程度にしますが、また引き続き行いたいと思います。 2つ目、市民病院のこれからについてです。 厚生労働省の加藤大臣が今年9月までに結論を取りまとめるよう求めていたけれども、先送りをする考えを示されたということです。これを受けて全国知事会社会保障常任委員会の委員長を務める平井伸治・鳥取県知事は、このように述べられております。「公立・公的病院等新型コロナウイルス対策中核的役割を果たしていることが正当に評価された。今後、地域の実情に即し、地域医療の最後のとりでとしての役割を十分踏まえた検討を望みたい。」と述べられたそうです。これをどう受け止められるか、御答弁いただきたいと思います。 ◎市民病院事務部長(武田裕樹君) これまでの取り組みも含めて御答弁させていただきたいと思います。在り方検討委員会の提言を受けまして、提言書に示された課題の一つであります市民への周知というところで、2月頃から各地域の自治会長会議住民協議会の会議になどに出席して提言書の内容について説明を行ってきたところでございます。ただ、新型コロナウイルス感染症の感染防止に配慮し、4月中旬頃からは説明会の出席を見送ってきたところでございます。 また、3月29日に地域医療シンポジウムを開催する予定でありましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により開催できない状況が続いております。現時点におきましては、開催日は未定でございます。 そして、今議員がおっしゃった恐らく今後の地域医療構想の見直しという部分も含めての御質問かと思いますが、これまで在り方検討委員会で議論をしてまいりました人口構成の変化や人口減少、疾病構造の変化というものは今回の新型コロナウイルス感染症により変わるものではございません。この地域におきましては、高齢化、人口減少などが加速化してまいりますので、それに対応でき得るバランスのとれた医療提供体制の構築は避けて通れないものと考えます。ただ、今回のような予測し得なかった非常時における医療提供体制も必要でございます。この双方をいかにして達成していくのか、これまで以上に議論をしていく必要があると考えるところでございます。 今後、国や県などの議論を踏まえ、この地域の将来にふさわしい医療提供体制のあり方を検討してまいりたいと考えるところでございます。 以上でございます。 ◆25番(海住恒幸君) 市民病院は平成15年から第2種感染症指定医療機関であるということで、松阪以南では伊勢赤十字病院と2医療機関のみであるという点で、コロナ対策においては拠点病院であったと受け止めております。 ところが、松阪市民病院在り方検討委員会提言どおりに機能転換したら、市民病院はそのような第2種感染症医療機関ではあり得なくなると思います。そこでお尋ねしたいのは、市民病院は今後も第2種感染症指定医療機関であり続けようとしているのかどうか、お答えいただきたいと思います。 ◎市民病院事務部長(武田裕樹君) 議員おっしゃったように、確かに提言書に示された地域包括ケア病床を主にした病院では感染症指定医療機関に指定されることは困難だと思われます。感染症指定医療機関の指定につきましては、指定の要件がございまして、その一つに、重症の救急患者に対し医療を提供する体制が常に確保されていることと示されておりますので、実際には高度急性期、急性期を中心に担う医療機関でないと要件を満たすことができないと思います。 ただ、市民病院のような自治体病院、いわゆる公立病院でなければ感染症指定医療機関に指定されないわけではございません。全国には351の第2種感染症指定医療機関がございます。全ての医療機関の経営形態について調べてみました。351病院のうち、松阪市民病院のような公立病院は223病院、63.5%でございます。そして厚生連、済生会、日本赤十字のような公的病院が92病院、26.2%で、双方で約90%を占めております。そして、そのほか民間病院が36病院、10.3%でありました。調べてみた結果、中には公立病院で厚生連などが指定管理者となって感染症病床を持っている病院が少なくとも4病院ございました。全国には様々な経営形態の中で、市民にとって安全安心な医療提供体制を構築しているものと考えております。 いずれにいたしましても、松阪市民、ひいては松阪地域の住民の安全安心な医療提供体制が決して後退することがないよう、松阪区域内に感染症病床の整備、指定は必要であると考えているところでございますし、そのように取り組んでいかなければならないと考えております。 以上でございます。
    ◆25番(海住恒幸君) 経営形態はちょっと聞いてません。松阪市民病院として、設置者として、これからも第2種感染症指定医療機関であり続けようとしているのかどうかということをお伺いしているわけです。もう一回その辺についてはっきりとお答えいただきたいと思います。 ◎市民病院事務部長(武田裕樹君) 先ほど申し上げましたように、検討委員会でいろいろ議論もされてきましたが、やはり少子高齢化とか疾病構造の変化、そういうこともございます。その中で、その部分と今回の感染症指定医療機関、双方を担えるように、この地域の医療体制を構築していかなければならないということですので、市民病院感染症指定医療機関であり続けなければいけないというところは考えてはございません。 以上でございます。 ◆25番(海住恒幸君) 市民病院は、これからはコロナウイルスなどに対応する第2種感染症指定医療機関ではなくなると、そういう理解でよろしいですか。 ◎市民病院事務部長(武田裕樹君) それは今後の議論の展開だと思います。やはり先ほどの高齢化とか、それから感染症、その双方をこの松阪でどうしていくかということは議論し、市民病院がそこを担うかどうかというのは、その議論の中で整理されていくことだと考えております。 ◆25番(海住恒幸君) 市民病院が担うかどうかは検討もするけれども、分からない。松阪市内の病院のどこかはそれを受け持つ、そういう御答弁でよろしいですか。 ◎市民病院事務部長(武田裕樹君) 市民病院が担わないようになると仮定すれば、それはこの松阪区域の中で感染症指定医療機関は必要であるというふうには考えております。 以上でございます。 ◆25番(海住恒幸君) 松阪市民病院在り方検討委員会の提言書のままだと、松阪市民病院は急性期は持たなくなるので、感染症対策ができなくなる。先ほどの御答弁だと、現状のように第2種の感染症指定医療機関であろうとすると、重度の救急患者を受け入れる必要がある、高度の急性期医療を提供しなければならない、それが前提の条件ですね。その条件を外すという可能性を持っているということですか。 ◎市民病院事務部長(武田裕樹君) 今外すというふうにここで申し上げることできません。これからの議論の中で、これまではやはり少子高齢化とか、感染症という部分は予期せぬ事態であったことから、今後それを踏まえて議論していく必要があると考えているところでございます。 ◆25番(海住恒幸君) 分かりました。お尋ねしようと思っていたんですけれども、急性期医療を確保していくということも確約はできないのですか。 ◎市民病院事務部長(武田裕樹君) 現時点で、私のほうで確約はできないところでございます。提言書というものを重く受け止める中で、今度の感染症ということを踏まえて議論していく必要があると考えております。 以上でございます。 ◆25番(海住恒幸君) 当初は、コロナがなければ、今年の4月か5月ぐらいに松阪市民病院在り方検討委員会の提言書を受け、市長は意見書を県に出していくということだったわけですけれども、4月、5月は出せなかったと思います。それをこれからどうしていくのか。それでも松阪市民病院在り方検討委員会の提言は、そのまま市長部局としてそれをどう受け止めるかを内部で決めて県に意見書を出していくのか、それとも何らかの形で、感染症があった中で、どこかでもう一回あれでよいかということを検討する場を持つのかどうか、お答えいただきたいと思います。 ◎市民病院事務部長(武田裕樹君) 何度も申し上げますが、予期せぬ感染症が発生しましたので、先ほども申しましたが、提言書に書かれている内容というのは、高齢化とか人口減少は進んでいきます。ただ今それをもって調整会議に出すとか、そういうことは考えておりません。もう一度、議員おっしゃったように、国等でも地域医療構想のいろいろな議論がなされております。そういった議論、また県での議論、さらには松阪地域医療構想調整会議の議論、それらのことを踏まえて検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ◆25番(海住恒幸君) 厚生労働大臣でも今のまま結論は出せない、地域医療構想のままではいけないということを言っているわけです。それと全国知事会社会保障常任委員会の委員長の鳥取県知事も、公立病院が果たしてきた中心的役割、そのことが評価されて、地域医療の最後のとりでとしての役割ということをおっしゃっているわけです。 市民病院も、非常に中途半端な御答弁を頂きましたけれども、これからまだ検討はしていくということなので、その点についてはよろしくお願いしたいと思います。 次に、3つ目の質問を行います。不要不急事業の実施凍結で、コロナ予算の確保という質問でございます。 今回の定例会の中でも、冒頭市長の提案説明の中で、過去に経験したことのない景気後退となっているという認識、また久松議員に対する答弁の中で、コロナの財政への影響は、令和2年度で完結する話ではない、複数年にわたって影響が出ると述べられているので、大変深刻に受け止めていらっしゃいます。 そこで私が求めたいのは、令和2年度の当初予算で決まっている事業でも不要不急な事業は実施凍結することでコロナ対策予算の確保に努めていただきたいということでございます。そこでまず初めに確認しておきたいのは、市として今後想定しておかなければならない財政上の状況、これをどう捉えるか。例えば、令和2年度、3年度一般会計上の税収減、特別会計における介護保険や国保等の減免による赤字増であるとか、そんなことを踏まえた中で、令和2年度、特に3年度において財政逼迫、そしてまたコロナ対策に伴う経費増も見込まなければならないかもしれない。この点についてどう考えていらっしゃるか、お答えいただきたいと思います。 ◎総務部長(松名瀬弘己君) 新型コロナウイルスによる財政上の影響をどのように捉えているのかということでございます。 新型コロナウイルスの影響で松阪市が想定しておかなければならない財政状況としましては、まず、今年度の予算の歳入確保ができるかどうかということを把握しておく必要があろうかと思います。景気後退が見込まれる中、市税の状況で大きく影響が出ると見込まれるものは、法人市民税でございます。今後の動向を注視していく必要があるというふうに思われます。一方で、個人市民税や固定資産税につきましては、本年度の調定額に大きな影響はないと考えますが、猶予制度の実施も含め、収納率は下がることを想定した収入の状況を早期に見極める必要があろうかと思います。また、当初予算では未確定でありました前年度繰越金を確定した段階で、予算を計上することによりまして、一定の歳入の財源確保を図ることが可能になるものと見込まれます。自主財源の多くを占める市税収入が減少することにより、歳出面の抑制を図る必要も出てくることも考えられますが、イベント等事業の自粛、縮小など、実際に執行できずに減額となるものもありますことから、これらを総合的に勘案して財政状況の把握に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆25番(海住恒幸君) 私は、例えば市長がよく募金ということを言っておられるわけですけれども、市としてつくることが可能なお金もあるだろうと思います。それが不要不急な事業の凍結であり、その上で自主財源をつくっていただきたいと思っております。 それと、先ほど松名瀬総務部長がイベントの自粛等々で浮いた財源もあるだろうと。上半期で中止になったイベントでコロナ財源に充てることのできる額はどのぐらいになるか分かりますか。 ◎総務部長(松名瀬弘己君) これまでに事業をたくさん中止してまいりました。初めでいきますと、初午まつりですね、それから、それ以外に松阪シティマラソンなど、これは旧年度の部分であったりするわけでけれども、新年度に入ってから、講演会の中止でありますとか、それから、先日市長からもありましたように、みえ松阪マラソンの関係、これらについて6000万円ほどの経費がかかっております。現在でそれぞれ中止事業等はある程度把握しておりますけれども、その金額が今現時点でどの程度になるか、これについては事業の延長というのもございますし、また日程が決まっていないものがあったりとか、事業の途中というのもございますので、現段階で幾ら財源が浮いてくるということは把握していないということで御理解いただきたいと思います。 ◆25番(海住恒幸君) 産業振興センターで説明会があったときに、そのことをお聞きして、6月ぐらいになったらめどが立っているかなと思ったのですが、もう7月ですけれども、ちょっと残念です。イベントと共に、明確に今年度やらんでもいいでしょうという、いわゆる不要不急の事業はどういったものがあるか、提案者としては言いにくいものですか。私のほうから少し挙げてみたいと思います。書画カメラをお願いします。 延期ということですが、みえ松阪マラソン、凍結してもいいんじゃないですか。やめてもいいんじゃないかと思います。エネルギーをかけ過ぎなんですよね。当初の予定では職員のかなりが動員をかけられて、総動員で全庁挙げて取り組もうとしている、そのエネルギーがもったいないと思います。それと、大学誘致等事業。総合運動公園施設整備、今年やらなくてもいいでしょうという部分もありました。それから、駅西地区のビル。それから、先ほど言いました収蔵庫。それから、当初から非公開の問題でいろいろと指摘してきました市政推進会議等々。 このような、ほとんど政策的経費ですけれども、今年やらなくてもいいんじゃないか、また来年度もやらなくてもいいんじゃないかというふうな私の受け止め方ですけれども、市長のほうからも、今年度はこれはちょっとやめておきましょうよと、フルマラソンは言われているけれども、それについてお答えいただけませんでしょうか。 ◎市長(竹上真人君) 市の事業というのは、何をもって不要不急と捉えるかによるかと思いますけれども、1年間の予算は市民の代表であるこの議会でお認めいただいて、そして執行していくということでございます。確かに今回のコロナウイルスは、想定外という言葉がありますけれども、我々も想定していなかった事態であるのは確かです。かといって、日常の市政を進めていく事業を、これもあれもやめたらどうかというのは、それは少し乱暴な話かというふうに思います。確実に松阪の発展のための事業というのは進めながら、そして新型コロナウイルスの対策もしっかりやっていく、こういうことが必要であろうと思っている次第であります。 ◆25番(海住恒幸君) 恐らく議会で議決されたと、全部必要だと思っているから提案されていると、それを議会が認めたとおっしゃるのではないかと思っていました。けれども、想定外の税収減ということが来年度も想定されるかもしれない。そういったときに、今これはやっていなければならないかという事業はあろうはずです。ですので、その点についてもう一回洗い直す必要があるだろうと私は思っております。 4つ目の最後の質問でございます。コロナ対策における市独自施策の有効性の検証。一昨日、橘大介議員も少し言われましたけれども、私も同じ目線を持っていまして、ちょっとテイクアウト商品券はどうですかと聞きに行ったら、まだ評価が出ていないという答弁がありましたけれども、喜んでもらっているという声も職員の中にいらっしゃる。そういう主観的な評価ではなくて、必要性、有効性ということを検証して、次なる施策につなげていく必要があるのではないかと思っています。テイクアウトに関しては、あのとき何とおっしゃったですかね、緊急性、そのときそれしかなかったんだみたいなことを言われたんですけれども、今少し落ちついた中で、これからもまだ進めていく必要がある部分はあると思いますので、そういった場合に、施策の体系性をつくっていただきたい。体系的にやっているとおっしゃるかもしれませんけれども、まだ見えない。体系性、計画性、いわゆるロードマップ、そんなものを作っていくことが可能かというよりも、示していくことが必要なんじゃないかと思うんですが、その辺についての御見解をお聞かせいただきたいと思います。 ◎市長(竹上真人君) まず、この新型コロナウイルスの関係でございますけれども、ある程度走りながら考えているというところがもちろんございます。ですから、1次補正、2次補正、また今議会にも3次補正を提案させていただくというところでございます。それとは別に、市長就任以来、私が取り組んできた大きなテーマは、市がやっている事業の評価です。いわゆる政策評価、事業評価をきちんとすることによって、この事業が本当に市民にとって有効な事業なのかどうかというところを、それをまた予算にも反映させていこうという取り組みを今させていただいております。 その中で、今回のコロナウイルスに関しましては、今やっているのは部局長の実行宣言という取り組みでして、これは要するに部局長が自分たちがやっている事業に対して自己評価をするという制度です。今年は一歩踏み込みまして、この7月から市民の皆様方にこれをホームページへ公開をして、そして御意見を伺う、第三者評価をこれから政策評価に入れていこうということをやっていくつもりでございます。 コロナウイルスに関しましても、この事業を令和2年度にやっていって、そして令和3年には事業評価をして、皆様方にお示しをして、それに対する有効性、こういったものを評価していきたい。そして今後に生かしていくことが必要であろうと考えております。 以上です。 ◆25番(海住恒幸君) はい、分かりました。初めて市長と共通の認識を得られたところで、本日4つのテーマを挙げさせていただきましたけれども、終了していきたいと思います。 第1問目にしました鈴の森公園のことは、また引き続きしたいと思います。市民病院もまだまだ中途半端な御見解しかお聞かせいただけませんでしたので、またお聞かせいただきたく、これからもお聞きしてまいりたいと思います。 本日はこれで終わります。ありがとうございました。     〔25番 海住恒幸君降壇〕 ○議長(大平勇君) 暫時休憩をいたします。午前11時、本会議を再開いたします。                         午前10時50分休憩                         午前11時0分開議 ○議長(大平勇君) 休憩前に引き続き本会議を再開します。 次に、8番 田中議員。     〔8番 田中正浩君登壇〕 ◆8番(田中正浩君) 無所属の会・みらい、田中正浩です。一問一答で3項目の質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず一番最初は、ちょっとネーミングはあれなんですけれども、税金の無駄遣いと思える福祉会館跡駐車場のフェンスの工事についてです。 書画カメラをお願いいたします。これは、公園のほうから下っていったところで、左側はフェンスなんですけれども、いろいろ家があるんですが、それぞれの家を写さないようにということを言われたもんですから、ちょっと切りましたので見にくくなっています。前の線はここで、2メートルぐらいセットアップして道が広くなった道路です。 続きまして、これは、福祉会館の中の駐車場から見た、これフェンスです。これ、物置です。何かすごい、ちょっとおかしいなという感じがするような、果たしてここのフェンスが要るのかなというのがありました。 皆さんにも写真を見ていただいて、この目隠しフェンスが本当に必要なのかというのがまず1つです。この物置に一体何が入っているのか、それを教えていただきたいんですが、よろしくお願いいたします。 ◎福祉事務所長(石川圭一君) 今、田中議員のほうから、目隠しフェンスの必要性のようなお話と、それから、物置の中にどんなものがということで御質問をいただきました。 御答弁の前に、まず地域の皆様には、工事の騒音であったり、振動等で御負担をおかけいたしましたけれども、御理解と御協力がございまして、工事を終えることができたところでございます。工事を行っていただきました業者の皆様、そして地域の皆様には改めて感謝を申し上げるところでございます。 そして、目隠しフェンスでございますけれども、まず駐車場フェンスにつきましては、主にはネットフェンスで囲っております。ただ、民家に隣接するところと、それから、先ほど田中議員のほうから御紹介いただきました市道社会福祉会館前線、松坂城跡からずっと出てくるところの道路でございますけれども--に面する一部の計2カ所を目隠しフェンスといたしました。駐車場整備に対して、目隠しフェンスを設置した理由でございますけれども、まず主に近隣の住民の方から、家の中や敷地内を見られないよう視線を遮る対策をしてほしい、また後ろ向き駐車は排気ガスが気になるので、前向き駐車にしてほしい、こういった御意見がございました。また、松阪市としても極力駐車台数を確保できるよう、駐車場のレイアウトを考えまして、デッドスペースとなる一角、つまり先ほどの市道社会福祉会館前線に面した場所に既存の物置を移設しましたために、そして民家の出入り口等への視線を遮る必要もございました。こうした点を総合的に判断し、民家隣接箇所を含め目隠しフェンスを2カ所設置したところでございます。 ちなみに、物の出し入れにおきましても、そういった風よけにもなり役立つと思っております。 それから、物置の中でございますが、杭とトラロープ、鉄板などを入れております。現在はさほどの量は入ってございませんけれども、福祉会館自体が保管スペースに限りがございますので、今後保管しなければならないものがございましたら、この物置を有効活用してまいりたい、このように考えているところでございます。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 目隠しフェンスと普通のネットフェンス、これは一応最初の打合せのときに後から資料を頂いたんですけれども、金額の確認だけで結構なんですけれども、差額ですが、1メートル当たり3万1380円で、18メートルで56万5000円で間違いないですか、金額の確認だけお願いします。 ◎福祉事務所長(石川圭一君) 先ほど田中議員がおっしゃっていただいたように、金額については56万5000円ということで間違いございません。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) このフェンスの計画なんですけれども、地元の住民と打合せというのは一体いつ行われたんでしょうか、教えていただけますか。 ◎福祉事務所長(石川圭一君) まず駐車場の整備のほうの詳細についてでございますけれども、平成31年3月20日に地元に御説明を行っております。 それから、物置のこともおっしゃっていただきましたけれども、この移設場所、その時点で別のところを少し考えておったわけでございますが、やはり駐車中の車の排気ガスが気になるといった御意見がございまして、前向き駐車として、先ほども申し上げましたように、駐車台数が最大限とれる形ということで設計いたしましたので、これを受けて、当初の駐車場整備工事の発注時には、現在の地に物置を既に予定をしてございました。目隠しフェンスも同様でございまして、いずれも工事の途中での変更等ではございません。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 私が打合せのときと大分話が変わってきているんですけれども、あのときは、物置に強風が当たると物置が動くか分からないから、後ろへフェンスを設置したということだったんですけれども、それは違うんですか。 ◎福祉事務所長(石川圭一君) 私ども最初に、幾つか理由を申し上げたかと思います。その中で、最初に申し上げたところを少し踏まえて申し上げますと、やはりデッドスペースとなるところを有効活用して、そこに物置を持っていくと。視線を遮る必要も当然あるわけでございますけれども、風が当たるところも考えて、そういった配慮をさせていただいたということでございます。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) このフェンスなんですけれども、例えば民家と接するところなら、車を止められる方に自宅が見られるということであれば分かります。でも今回の場合、セットバックして道路を挟みますね。そういうところの物置の設置なんてどんだけでもあります。例えば道路を挟んだ市の駐車場は、その近隣の方が見えたら嫌なのでフェンスを造ってくれと言われたら造っていただけるんですか。 ◎福祉事務所長(石川圭一君) まず、こちらの最初に申し上げた話とかぶってしまいますけれども、物置をどこに設置するかというところから始まっている話でもございます。 それから、要望といいますか、そういう地域からの御意見があれば、全部設置をしていくのかという御質問でございましたけれども、必要性があるかないかというところで今回判断させていただいておりますので、例えば地域の皆様方のところで、垣根もあるし、私どものほうは別に必要ないという御意見もあるかもしれません。それから、市のほうから見た場合に、そういったところに設置する必要性がないと判断させていただいたということでございますので、特に何かそういった要望があるから設置をさせていただくと、そういうふうにしているわけではございませんので、御理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 先ほどの写真ですが、もう一度見ていただきたいのですが、書画カメラをお願いします。この道を行きまして、直線道路とT字路の交差点になっているわけです。 例えばこのフェンスがあることによって、自転車の方とか、子どもらが歩いてくる、これはネットフェンスであれば、あっ人が歩いておるんや、自転車が来るんやというのが分かりますけれども、この交差点の安全性ということを考えたら、かなり落ちておると思うんです。多分、行政側の答弁では、角のところ2メートルぐらい落としてあるんやという話ですけれども、車とか大きなものなら必ず止まると思いますけれども、子どもとかだと、自転車が飛び出すこともありますし、近くに第一小学校があります。公園からの下り坂になっていますから、結構すっ飛んでくるんです。この辺の交差点の安全性は明らかにダウンしているのは間違いないと思うんですけれども、この点についてはいかがですか。 ◎福祉事務所長(石川圭一君) 今回、整備した駐車場というのは、近くに第一保育園であったりとか、あるいは障害者福祉センター、それから福祉会館、こういった方の利用が当然考えられるわけでございます。そして、おっしゃっていただきましたように周囲に生活道路がございますので、交通安全対策は当然図っていかなければならないということでございます。 このような中で、先ほどおっしゃっていただいたT字路の部分でございますけれども、これは先ほど申し上げました市道社会福祉会館前線、これがもともと3.6メートルでございました。それから、市道殿町通り線、これは第一小学校から松阪工業高校のほうの通りの道になりますけれども、4.8メートル、ここの道幅を6メートルにさせていただいた。もちろん市道殿町通り線の部分につきましては、駐車場の部分だけでございますけれども、6メートルを確保したところでございます。 T字路付近は、おっしゃっていただきましたような目隠しフェンスがあるから見にくいではないかということでございますけれども、隅切りを取りまして、その部分はネットフェンスにしてございます。そして松坂城跡から下りてきたところには一時停止の標識をつけておりますし、それから、停止線を引いた上で、カーブミラーもちゃんと設置しておりますので、安全対策は十分図らせていただいたと。交差点の見通しを確認する上におきましては、十分確保されているというふうに認識をしているところでございます。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) フェンスに問題はなかったということなんですけど。今回私は、このフェンスの工事で思うことなんですけれども、私がいろいろ持っている資料を書画カメラで出したいと思いますので、よろしくお願いします。 これは福祉会館の解体工事で外足場を造ったときの写真なんですけれども、かなり3階以上まで積み上げている。一応全面がパネルのやつです。この中なんですけれども、こちら側は外側です。こちらは内側ですけれども、こちらは防音のパネルです。こちらは防音のシートを張ってあります。かなり丈夫なことをやっていると思うんです。普通はこれでオーケーやとは思うんです。 あと、この状態で、ここの入札を落とした業者さんが、解体工事に入りました。この解体工事をやられるとき、普通は内装を撤去します。軽量鉄骨の天井を落として、照明器具を外して、換気扇を外して、いろいろなものを外してから解体工事に入るんですけれども、その最中に、近隣の方から音がうるさい、ほこりが出るといって、パネルの下に普通はある程度すき間があいているんですけれども、ここをパネルで蓋をしました。そして会館のぐるりをぐるっと回すことによって、6名の--さんで2日かかったと聞いております。かなり気を使ったことをやられたと思うんです。一応これが終わって窓を閉めた状態、工程表を見ると7月の頭なんですけれども、窓を締め切った状態で解体工事をやられて、中はすごいほこりだと思うんです。本当にこんな状態でもし作業をやったら、健康被害が出てもおかしくないかなと思ったんです。足場を組む段階でもかなりのクレームがあって、大分遅れて、結局は中の照明器具とか軽量鉄骨を外す工事が2週間遅れでスタートしているわけです。このときの近隣住民からのクレームって、どんな内容だったか分かっていますか。 ◎建設部長(伊藤篤君) 解体工事の件でございますので、私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。 近所の方からのクレーム、要望ということでございますけれども、いろいろな御要望をいただきました。書画カメラで見せていただいたところで、足場の下にすき間があるところについては、そういうようなすき間からほこりとか騒音とか、そういうものがあるということで、少しでもそれらを和らげるために、業者の方が板で塞ぐなどの作業をなされました。また、工事をするに当たって、先ほどの写真のように二重構造で防音シート、防音パネルでほこりとか騒音を防止するようなものに、いつから取りかかるのか、またいつ頃出来上がるのかというようなこともお話をさせていただいて進めておったところですけれども、なかなかうまく相手方に伝わらなかったところもあって、まだそれらが完成していないうちから内装の取り壊しにかかった。それでかなり音がひどかったということで、急遽、内装の取り壊しも一時中断したというようなところもございます。 周囲の囲い込みなどが出来上がってから再開いたしました。そういうようなところで当初の実施のスケジュールよりは工程が若干遅れてきたところもございましたけれども、工事中には業者の方が頑張っていただいて、工期内に終わったというところでございます。 また、いろいろ憤慨なされて現場事務所のほうに申し立ててこられたとか、また市の担当部局のほうにもそういうようなことで電話で長く要望をなされたというようなこともございまして、そのようないろいろな御要望、また改善案というものの提示を受ける中で、それが正当なものなのかどうなのかというところも私ども発注者と請負者とも協議をして、適切な対応をさせていただいたところでございます。 ○議長(大平勇君) 田中議員、関連はありますけれども、議題のほうは駐車場フェンス工事ということですので、よろしくお願いします。 ◆8番(田中正浩君) 先ほど議長から言われたので、ちょっと割愛させていただきます。 今回、このフェンスなんですけれども、いろんなことを言われていますけれども、間違いなく周辺の方からのクレームに行政側が--僕は駐車場の入札のときの図面を見たんですが、フェンスがあったのはびっくりしたんです。これはいろいろなクレームを避けるために造ったんやなというのはありました。 今回、私が言うているのは、業者さんが入札に参加する場合、今回のフェンスもそうなんですけれども、フェンスをやっておるときもトラブルがあったとお聞きしています。入札にかける前にちゃんと地元調整ですね、そのクレームの方は説明会には来ていなかったという話ですけれども、誰でも自分の住まいの近くで解体工事が行われれば、うっとうしいと思うことがあると思うんです。それで入札業者にもめごとを全て処理するように指示するだけではだめだと思います。確かに市の職員は何もしなかったとは私は言いません。でも業者さんに任せて、業者が先頭に立って地元調整をやるべきだという姿勢がすごいあったんですね。今回も苦情のクレームの対応や各種暴力団対策の専用事務所へ相談や依頼、あと弁護士事務所への依頼、業者が前面に立って動いていました。だから今回、全ての市の工事なんですけれども、事前に、もし問題点がある現場であれば、入札のときに記載していただいて、入札業者が選べるようにしていただきたいと思います。 今回、このフェンスなんですけれども、確かに家を見られたら嫌やという方もおるでしょう。それは真隣の人だと思います。その距離が、例えばさっき言ったみたいに、それじゃ市の建物を造るときには、駐車場に必ずフェンスを造ってくれるのか、道路を挟んでも造ってくれるのかと、多分、今返事はできないと思うんです。あと、この流れなんですけれども、これで工事が大分遅れて、ぎりぎりで間に合わせたんですけれども、本当に業者さんは苦労したと思います。次回から、問題のあることに関しては、必ず提示してやっていただきたいと思います。 先ほど議長が言われたみたいに、ちょっとフェンスの問題と違うか分かりませんけれども、フェンスがなぜできたかというのは、その前の工事にあるということを私は言いたいので、あとは本当にまだここで言えないことがいっぱいあります。本当にこんなんで大丈夫なのかというのがいっぱいあります。それはまた、この業者の工事のことを市民が知って住民監査請求されるか分かりませんけれども、本当にこれはちょっとひどいなと思いました。 次の質問に移りたいと思います。 2番目に、市民にとって本当に必要ですか、松阪新電力株式会社と、ちょっと申し訳ないネーミングなんですけれども、私、松阪新電力株式会社のことを余りよく知らなかったので今回調べてみまして、いろいろと教えていただきたいと思います。 まず、松阪新電力株式会社の設立の経緯と目的について教えてください。お願いします。 ◎環境生活部長(村林篤君) 松阪新電力株式会社の設立経過等について御回答させていただきます。 設立の経過につきましては、新電力事業の核となる松阪市クリーンセンターが平成27年4月に供用を開始しており、ごみ焼却による発電も同時に開始をしております。平成28年4月には、小売電気事業の全面自由化がされたことから、民間事業者からの提案もあり、新たなエネルギー施策として、松阪市クリーンセンターを主力電源とした、地域の再生可能エネルギーで発電された電力を市の公共施設に供給する新電力事業を計画し、平成29年度に新電力株式会社の出資金450万円を事業費として予算化をしたところでございます。 この新電力事業の実施には、電気事業法に基づく小売電気事業者としての登録が必要となること、さらに電力の需給調整や電力の購入など、行政では対応できない専門的な知識と経験を要する業務があることから、電力小売事業を実施し経験を有する民間企業との共同出資とするため、平成29年5月に事業パートナー公募型プロポーザルを行い、6社の応募の中から外部有識者が参加する選定委員会での審査を経て、平成29年7月に東邦ガス株式会社を事業パートナーに選定し、第三銀行、桑名三重信用金庫も含めた共同出資により、平成29年11月8日に設立いたしたところでございます。 新電力事業の目的といたしましては、エネルギーの地産地消による地域活性化でございます。この事業の実施により、エネルギーの地産地消、エネルギーコストの地域内循環の実現、事業利益による地域の活性化の推進を主たる目的としており、さらに、市公共施設における電気代の削減、再生可能エネルギーの効率的な利活用なども目指すところでございます。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) ありがとうございます。 松阪市の公共施設の年間電気料と消費電力は幾らぐらいあるのか、教えてください。よろしくお願いします。 ◎環境生活部長(村林篤君) 松阪市の公共施設の年間電気料金及び消費電力について回答させていただきます。 松阪市の公共施設のうち、松阪新電力との契約数は、令和2年1月31日時点で246施設、550契約となります。これに対し、令和元年度に松阪新電力に対し支払った年間電気料金は約4億600万円であります。また、年間電気消費量につきましては、約1600万キロワットアワーでございます。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 各公共施設料金ですが、中部電力のときと比べて幾らぐらい安くなりましたか。 ◎環境生活部長(村林篤君) 令和元年度におけます松阪新電力株式会社への契約切り替えによります電気料金の節減のメリットにつきましては、基本料金の差額等により計算上およそ3600万円となっております。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) ありがとうございます。 どこの家庭でも事業所でもそうなんですけれども、今のところ新電力と契約しますと一般家庭で5%から10%と言われています。高圧受電のところでは20%から25%、新電力の会社は100以上ありますから、それの契約によって変わってくるんですけれども。松阪市クリーンセンターで使用した電力以外を東邦ガスに売電していると思いますが、売電の発電量を教えてください。また、売電収入もお願いします。 ◎環境生活部長(村林篤君) 松阪市クリーンセンターの平成30年度におきます売電電気料、売電収入について御回答させていただきます。 松阪市クリーンセンターの発電につきましては、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法、いわゆるFIT法による固定価格買取制度において、バイオマス部分を中部電力パワーグリッド株式会社に、また固定価格買取制度に適応しない非バイオマス部分は東邦ガス株式会社に売電をしております。御質問の売電の電気量と収入でございますが、平成30年度として電力量は1603万6459キロワットアワーでございます。また、収入額につきましては、2億5048万9217円でございます。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 松阪市クリーンセンターの売電収入は、松阪市にどのような形で入金されるんでしょうか、教えてください。 ◎環境生活部長(村林篤君) 売電収入につきましては、中部電力パワーグリッド株式会社と東邦ガス株式会社に、それぞれと締結いたしました電力受給契約に基づきまして、毎月の電力量に応じた料金を当方が指定する会計管理者の口座へ振り込むように請求を行い、翌月に振込がなされているところでございます。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 松阪新電力は、現在松阪市の公共施設のみに電力供給していますが、これからは公共施設以外に契約を広げる予定はありますか。 ◎環境生活部長(村林篤君) 松阪新電力の契約先につきまして、現在のところ、当市公共施設のみと考えております。なお、松阪新電力は効率的な会社運営に努めておりますが、契約先を当市公共施設のみとするのも効率化の一助となっているものと考えております。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) この会社の営業経費は主にどんな形で使われているのか、また、株主配当は行われているんですか、お聞きします。 ◎環境生活部長(村林篤君) 先ほども申しましたが、このように契約先を当市公共施設に限定していることから、他の電気小売事業者とは違い、顧客の新規開拓等の必要がないため、販売促進等に係る経費が不要であり、令和元年度の決算期において、営業経費に分類されるものは、松阪新電力の取り組みを市民に広くPRするための広告宣伝費約78万円のみでございます。なお、その内容につきましては、松阪新電力のPRチラシの作成に係る印刷費等でございます。 また、株主配当におきましては、事業利益の寄附を通じた地域活性化への貢献といった会社の設立趣旨から、株主配当は行わないこととしております。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 公共施設にしか電気供給を行っていないのであれば、営業経費は必要ないですよね。 ◎環境生活部長(村林篤君) 松阪新電力の契約先は松阪市のみでありまして、他の電気小売事業者では通常必要である顧客の確保のためのいわゆる営業活動に係る経費は要しません。このような事業形態をとっていることに加え、効率的な会社運営にも努めているため、令和元年度においては2000万円もの寄附につながったものと考えております。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 今回、この新電力で思ったのは、市内のメガソーラーからFIT電気を購入するという新聞広告があったんですが、松阪市のメリットは何でしょうか。あとメガソーラーの業者からFITの買取契約が終了した時点で、FITの基準で高く買い取ることはないんでしょうか。 ◎環境生活部長(村林篤君) 松阪新電力は東邦ガスからの卸供給を経て電力を調達しておりますが、今回議員がお示しいただいております電力の件に限りましては、松阪新電力の電力調達単価や小売単価に変更はないと聞いております。このような面では、当市に特に変化があるものではございません。 しかし、当市の新電力事業として、目指す目標の1つに、エネルギーの地産地消というものがありまして、今回の件によりまして、地産地消率が1から2割程度向上するメリットが生ずると考えております。 なお、松阪新電力は東邦ガスからの卸供給を通じて電力を調達しておりまして、今後もこの形態を維持していく予定でございます。このことから、今後、松阪新電力が直接的な買取者になることはございません。 電力のことにつきましては、FIT法によります固定価格の買取期間中の売電先は制度上、送配電事業者とされておりまして、中部電力パワーグリッドがこれに当たるところでございます。 その上で、現在FIT法に定める再生可能エネルギー電気卸供給という仕組みにより、当該メガソーラーの電力は全量、中部電力パワーグリッドが東邦ガスに引き渡されるものでございます。 なお、固定価格買取期間が終了した後は、FIT法の適用を受けないため、そのときの市場価格等に基づき、任意の契約先に売電が可能となるものでございます。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 再生可能エネルギーの普及促進及びエネルギーの地産地消を目標としておると思いますが、これをすれば何か交付金がもらえるとか、国から何かあるんですか。 ◎環境生活部長(村林篤君) 再生可能エネルギーの普及促進及びエネルギーの地産地消で交付金が増えるといったようなことはございません。メリットに関しては、エネルギーコストの地域内循環による地域活性化、エネルギーの地産地消による環境意識の向上等がメリットとして挙げられるものではないかと考えております。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 地産なんですけれども、電気に別の名前が書いてあるだけで、色がついているわけと違いますから、何なのかなというのがよく分からないんですけれども。未来の話になりますけれども、もし風力発電が行われたら、地産地消を推進している松阪新電力ですから、そことも連携するということはお考えなんでしょうか。 ◎環境生活部長(村林篤君) 新たな再エネルギー発電の電力の買い取りにつきましては、松阪市クリーンセンター以外の調達先につきましては、松阪新電力及びその委託先の東邦ガスに委ねているところでございます。 しかしながら、松阪市が筆頭株主である松阪新電力は、公共性の高い電力会社であることから、その電力買取先につきましては、発電施設設置における地元地域の理解が得られ、責任を持った対応ができているなど、何らかの配慮は必要であると考えるところでございます。 ◆8番(田中正浩君) ありがとうございます。 今はまだ全部の公共施設は電気をつないでいないと思うんですけれども、最終的には全部つなぐという計画はあるんでしょうか。 ◎環境生活部長(村林篤君) 市の施設におけます今後の契約の状況でございますけれども、新しくできる施設については、新電力のほうで契約していくことになりますし、ほかにも電気料金でのメリットが考えられるものにつきましては、随時変えていくという形で進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 一番最初にも言いましたけれども、新電力の会社は、一般家庭では5%から10%の節約になります。高圧受電のところでは20%から25%と言われています。その辺も含めて、果たして金額が全部決まっているところで買うのがいいかどうかというのはあるんですけれども、またこれから流れを見たいと思います。次の質問に移りたいと思います。 続きまして、小野江公民館建設工事についてです。 小野江地区の方にとっては待望の公民館建設、本当におめでとうございます。ユニバーサルデザインで木材をふんだんに使用してある木の香りのある公民館で地域力アップの活動を皆さんでやっていただくようお願い申し上げます。決して今回の質問は、公民館建設に反対の質問ではありませんので、答弁のほうよろしくお願いいたします。 まずお聞きします。今回、建設費、土地取得費、備品購入費などを含めて、新聞では予算が3億5100万円とありましたが、建築費は1億2400万円、機械設備費は2890万円、電気設備が1840万円、これは入札のものを調べたんですけれども、税込みで約1億8843万円でした。それ以外に、建設土地取得費と備品購入費とあったんですけれども、この建設土地取得費と備品購入費の金額、それと備品にはどんなものを買うのか。あと、この公民館ですけれども、電気設備の中にネット環境を整えるというか、そういうようなお考えというか、予算に入っておるんでしょうか、お聞きします。 ◎教育委員会事務局長(鈴木政博君) まずは、用地の購入でございます。小野江公民館の建設用地につきましては、平成3年10月に旧三雲町時代に幼稚園の建設用地としまして土地開発基金を活用して取得しているものでございます。松阪市土地開発基金管理規則第6条第2項の規定によりまして、取得価格での買い戻しが必要となりますことから、財務課から令和2年5月1日付で6566万7876円で買い戻しを行っております。 次に、備品ということでございます。備品購入につきましては、1376万8000円ということで予定しておりますが、この建設の中には調理室もございます。調理機器とか冷蔵庫、それから、OA機器も予定しております。あと事務機器ということになってございます。OA機器ということでございますので、ネット環境の整備というところは、ちょっと手持ち資料で確認ができかねるところですが、整備することになると考えております。 以上です。 ◆8番(田中正浩君) これ以外に駐車場の整備というのが当然入ってくるわけですね。それについてちょっとお聞きしたいんですけれども、この公民館は避難所としての使用は考えていないということをお聞きしたんですけれども、公民館を避難所として考えないのはおかしいと思うんです。確かに小野江小学校の体育館が避難所です。そこへ避難される方も、議員の一般質問で今回のときに何名か数字が出ていましたけれども、なぜ公民館を避難所にしないのですか、教えてください。 ◎教育委員会事務局長(鈴木政博君) 議員お話にありましたように、当地域の地形、それから施設等々、いろいろな形で総合的に判断しまして、小野江小学校を第一避難所として指定しておるところでございます。公民館については、避難できないというものではございませんけれども、第一避難所としておおむね小学校を指定しております。市民の皆さんに周知を図って、まずは小学校へというところで、いろんな形で周知を図られておるということでございますので、分かりやすくといいますか、皆さんそれに沿って避難をしていただくことになると考えております。 ただ、公民館でございますが、この辺といいますと、雲出川のハザードマップにもあれますように浸水区域ではございますが、利用を考えますと、平家のユニバーサルデザインという形で整備を考えておるものでございますので、まずは公民館へ避難ということではないということで御理解いただきたいと思います。 以上です。 ◆8番(田中正浩君) 先ほど言われましたが、雲出川のハザードマップで公民館跡地、小学校もそうですけれども、1メートルか3メートルの浸水区域になっています。独居老人とか高齢者の方の避難所への早期避難を市民に呼びかけていると思うんです。体育館では冷房・暖房、またテレビなんかないですよね。でも小野江公民館へ行けば、一応そのような冷暖房のエアコンもありますし、テレビもあります。職員もおります。和室もあります。床の上に座るより畳に座ったほうが楽ですし、冷暖房が設備されたところのほうがいいと思います。 今回私、聞き取りのときにいろいろ聞いたんですが、1階だけで、何で2階がないんですかという話をしたんですけれども、確かに高齢者に優しい建物、ユニバーサルデザインでというのは分かりますが、少しかさ上げしていただいて、例えば駐車場で水がつくようなときでもそこはつかないというようなことがあってもいいのかなと思います。その辺はいかがでしょうか。設計はできていると思いますが、少しその辺の早期避難も考えて、避難できるように少し上げてもらうことはできないですか。 ◎教育委員会事務局長(鈴木政博君) まずは、避難所の運用でございます。小学校はおおむね体育館で避難をするということで考えておりましたが、近年、雨の多い時期といいますと夏場が多いということで、議員がおっしゃったようにエアコンということも考慮いたしまして、小学校の中でも図書館等、エアコンを既に備えておるところもございまして、なるたけそういうところを活用していただくということで、今まで運用しておるものでございます。 公民館につきましては、いろいろ地元協議もさせていただきました。その中で、2階にすれば避難所として使えるのではという御意見もございました。ただ協議を進める中で、やはり高齢者の多くが利用者ということもございまして、なるたけ使いやすいものという形で、公民館の機能を優先していくということで考えたものでございます。 あと、かさ上げといいましても、ハザードマップについても何年か置きにそれぞれ違うレベルのものが出てまいります。それぞれその年代において違うというところもありますし、なかなかそれをクリアする公共施設を全て造るということもなかなか難しいと考えておるところでございますので、なるたけならその建物の利用、活用を図る上で、その目的に応じた形で整備していきたいと考えているところでございます。 以上です。 ◆8番(田中正浩君) ありがとうございます。 今回、公民館工事費は3億5100万円です。言われていましたけれども、本当に設計のときからちゃんと打合せをしていただいて、公民館は避難所機能を持つ、職員の方は体育館で一晩休まれたことは多分ないと思うんです。子どものときに学校のキャンプで泊まったことがあるか分からんですけれども、私、神戸地区の防災部隊で体育館で泊まる訓練をしました。でも寝られません。訓練で来て寝るだけでも寝られないのに、たまたまそのとき大雨だったんですけれども、本当に下が痛いという感じがありました。下は畳で、テレビが置いてあって見られるのであれば、本当に安心してできると思います。これからもし造られるのであれば、高齢者に優しい施設を造っていただきたいと思います。 これで質問を終わります。ありがとうございました。     〔8番 田中正浩君登壇〕 ○議長(大平勇君) 以上で一般質問を終わります。 △日程第2 議案第88号 令和2年度松阪市一般会計補正予算(第3号) ○議長(大平勇君) 日程第2 議案第88号令和2年度松阪市一般会計補正予算第3号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔市長 竹上真人君登壇〕 ◎市長(竹上真人君) ただいま上程されました議案第88号令和2年度松阪市一般会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。 今回の補正予算につきましては、さきに上程いたしましたウィズコロナ対策や生活困窮などの支援による補正予算第2号に続き、第3弾として、命と経済の両立を目指した市独自の経済対策等を上程させていただきました。 この松阪市におきましても、地域経済の状況は極めて厳しい状況にありますが、自粛期間を乗り越え、また、特別定額給付金などの支援もある程度行き渡るなどして、人の動きも活発になりつつあり、徐々にではありますが、松阪市の地域経済も動き出しつつあります。 そこで、この機を逃さず速やかに地域経済を取り戻していかなければなりません。そのため、今補正の目玉として、「コロナに負けるな!松阪みんなの商品券事業」、約9億5000万円の事業費を盛り込みました。いわゆるプレミアム商品券です。具体的には、市内登録店ならどこでも使える1冊1万円分の商品券を5000円で購入できるよう、1世帯に2冊、また18歳以下の子どもを持つ子育て世帯に、追加で1冊を購入できるよう全世帯に引換券をお配りするものです。 プレミアム率100%の商品券を発行することで、市民の購買意欲を高めるとともに、これを機会として付加価値の高い商品を市内事業所等で購入いただくよう働きかけます。 また、商品券1万円のうち、3000円分は、「じもと店舗応援推奨枠」として、市内に本社、本店のある事業所等で使っていただくよう働きかけるものです。これにより、市民の家計支援を行うとともに、市内事業所等での消費を促し、市内循環を図ることにより、早期の経済回復及び雇用を守ることで、地域経済を支えるものです。 そのほか、これも大変厳しい観光へのてこ入れや中小企業への支援策などの事業を計上しております。 以上のように一般会計補正予算第3号として上程させていただきました。 まだまだ元の市民生活や企業経営等が戻ったわけではありません。今後も引き続き、状況を見極めながら、松阪市として必要な対策を検討してまいりますので、よろしくお願いします。 予算の詳細につきましては、山路副市長より説明いたします。以上です。     〔市長 竹上真人君降壇〕     〔副市長 山路 茂君登壇〕 ◎副市長(山路茂君) 続きまして、私のほうから、令和2年度松阪市一般会計補正予算第3号の内容について御説明を申し上げます。一般会計補正予算書の1ページをお願いいたします。 第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、今回の補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ11億9281万2000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ895億5274万1000円とさせていただくものでございます。 次に、第2条の債務負担行為の補正につきましては、関係個表で御説明申し上げますので、4ページをお願いいたします。第2表債務負担行為補正の追加でございますが、中小企業を支えるものづくり等支援事業に係る補助金は、対象事業の期間が令和3年度まで及ぶことから、債務負担行為の期間及び限度額を記載のとおり定めさせていただくものでございます。 8ページ、9ページをお願いいたします。歳入の主なものでございますが、第15款国庫支出金は、歳出に係る特定財源をそれぞれ新規計上させていただくものでございます。このうち、第6目商工費国庫補助金は、国の第1次補正予算分の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を記載の事業に財源充当するものでございます。 第19款繰入金、第1項基金繰入金、第1目財政調整基金繰入金4億8624万円の追加は、財源調整によるものでございますが、今後実施事業に対する国の承認が得られましたら、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金への財源振替を予定しております。 次に、歳出でございますが、10ページ、11ページをお願いいたします。第2款総務費、第1項総務管理費、第10目地域づくり連携費の説明欄1田舎暮らしと温泉が楽しめるサテライトオフィス推進事業費602万円は、中山間地域の空き家を活用して新しい働き方のスタイルであるテレワークが可能なサテライトオフィスを開設するものでございます。 第13目防災対策費の1災害用備蓄管理事業費110万円の追加は、災害時等において避難所で使用する非接触式体温計の購入によるものでございます。 12ページ、13ページをお願いいたします。第3款民生費、第3項児童福祉費、第3目公立保育園費の1春日保育園移転改築事業費1568万5000円の追加は、実施をしております春日保育園移転改築工事におきまして、駐車場の土の入れ替えと臭気対策が必要な事象が発生したことに伴う工事費の追加でございます。 第4目母子父子福祉費の1ひとり親世帯臨時特別給付金支給事業費1億8229万5000円は、国の第2次補正予算において追加をされました、低所得のひとり親世帯に対する臨時特別給付金とその給付に係る事務経費でございます。 14ページ、15ページをお願いいたします。第7款第1項商工費、第2目商工振興費の1コロナに負けるな!松阪みんなの商品券事業9億5375万8000円は、市民の家計支援と早期の経済回復及び雇用を守ることを目的に、市内事業者または店舗で利用できるプレミアム付商品券を発行するものでございます。 第4目観光費の1まつさか地域資源魅力発信事業費432万9000円、2地域の魅力再発見Web記事募集事業費151万4000円、3GoTo松阪キャンペーン事業費1396万4000円、4インスタグラムキャンペーン事業費88万8000円、及び5こどもの松阪観光キャンペーン事業費25万9000円は、新型コロナウイルス感染症による移動制限の緩和後、観光客誘致のため、Webサイトを活用した観光PR、及び松阪へお越しいただいた観光客、宿泊客を対象に、松阪の特産品等が当たるキャンペーンを実施するものでございます。説明欄6テレワーク推進支援事業補助金300万円は、テレワークに適した環境整備を行った市内宿泊施設を広く市内外の方に利用していただくため、その事業者に対して利用料金の一部を補助するものでございます。 第7目産業立地費の1小規模事業者を支える応援・発信事業費250万円は、小規模事業者を支える持続化支援事業補助金の採択を受けた企業のうち、経営計画の優れた事業者を選定し表彰を行い、販路拡大活動の支援とモデルケースとして情報発信を行うものでございます。2中小企業を支えるものづくり等支援事業補助金750万円は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市内中小企業に対する支援策といたしまして、国が実施するものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の交付決定を受け、補助事業を実施する事業者に対して、自己負担分の一部について補助金を交付するものでございます。 16ページ以降の補正予算給与費明細書等につきましては、説明を省略させていただきます。 以上、議案第88号令和2年度松阪市一般会計補正予算第3号についての提案説明とさせていただきます。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。     〔副市長 山路 茂君降壇〕 ○議長(大平勇君) 説明が終わりました。 暫時休憩をいたします。午後1時、本会議を再開いたします。                         午後0時0分休憩                         午後1時0分開議 ○議長(大平勇君) 休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 田中議員より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 ◆8番(田中正浩君) 先ほどのフェンス工事についての質問におきまして、書画カメラで写真の説明を行っているときに、作業員というところを不適切な表現がありましたので、当該部分の発言の取消しをお願いいたします。 ○議長(大平勇君) お聞きのとおり発言の取消しをしたい旨の申出がありました。お諮りいたします。取消し申出を許可することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大平勇君) 御異議なしと認めます。よって、田中議員からの発言の取消し申出を許可することに決しました。 これより質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆25番(海住恒幸君) 議案第88号令和2年度松阪市一般会計補正予算第3号について質疑を行います。 災害用備蓄管理事業費のことですけれども、今回、非接触式体温計を装備されるということになりました。これに伴って避難所における感染症予防と3密対策において、整った設備の状況、また今後どのようなものが必要と考えられるかについて、現在考えられているものがありましたらお聞かせいただきたいと思います。 続きまして、予算書11ページの地域づくり連携費の中で、田舎暮らしと温泉が楽しめるサテライトオフィスということですけれども、空き家においてテレワークということですが、これは空き家に入居する人が対象なのか、それともそこで一つのモデル的なオフィスを設定するのか、ちょっと意味がなかなか分かりませんので、ここのところをもう少し分かりやすく御説明いただきたいと思います。 それともう1点、これはコロナ対策ではないのですけれども、春日保育園の移転改築事業において、臭気が発生したというふうに述べられたんですけれども、これはどういったことが原因で、どのような状況が起きたのかについてお聞かせいただきたいと思います。 以上でございます。 ◎防災担当参事(北川高宏君) 海住議員のほうから、今回の災害用備蓄費ということで非接触式の体温計を購入するに当たって、あと3密解消がこれでできるのかということと、今後どのようなものを必要と考えているかという御質問をいただいたかと思います。 まず、今回の非接触式の体温計につきましては、避難所の受付時に問診、健診を実施しましてスクリーニングを行う際に、今回の体温計100本を購入するものでございます。少し経過を述べさせていただきますと、今まで市販されている非接触式体温計につきましては、計測の誤差が大きいと聞いておりまして、接触型の体温計の活用を考えておりました。しかし、非接触式体温計の精度が上がりまして誤差が少なくなったことから、効率的に短時間で検温が実施できることや、体温計に肌が触れることなく衛生的であり、また調達のめどがついたことによりまして、今回補正計上させていただいたものでございます。 今回これを用いまして、3密対策がどの程度できるのかというところでございますが、2号補正のマスクでありますとか、手指消毒、フェイスガードは本当に一定量のものでございます。今後、状況に応じまして、必要なものを検討しまして、増やしていくことも考えていきたいと考えております。 ◎地域振興担当理事(野呂隆生君) 海住議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。 田舎暮らしと温泉が楽しめるサテライトオフィス推進事業ということで、まずこの事業を利用していただく対象者ですが、テレワークによる働き方が可能な企業に属する人も対象となりますし、個人事業主で一人で個人経営をされている方、オフィスワークという働き方ですけれども、そういう方が対象となります。またほかにも、施設として小さい施設ですので、多くの人数はちょっと難しいですが、企業の一部をそちらで事務所として活用していただく、そういうふうな施設でございまして、ここは仕事場として活用していただくということで、住居としてはまた別にというふうな考えでございます。 以上でございます。 ◎こども局長(廣本知律君) 春日保育園の臭気の関係で、どういった状況かという御質問をいただきました。 こちらにつきましては、園舎の調理室から出る臭い、いわゆる臭気対策に伴う工事で、この3月に春日保育園の園舎の完成後、施設の運用を図る中で、近隣の住民の方から、調理室のダクトからの臭いが住居付近に滞留して気になるという御意見を頂きました。その後、現地調査を重ねる中で、今回の移築工事によりまして、園舎の位置、場所でありますとか、調理する食事数の数が増えたりという条件が変わったことによりまして、臭気が一定の場所に滞留する、留まることが判明しまして、その対策に要する工事費を今回計上させていただきました。 以上でございます。 ○議長(大平勇君) 他に質疑はありませんか。     〔14番 沖 和哉君登壇〕 ◆14番(沖和哉君) 沖でございます。大きく2点ですが、3点ほどお伺いしたいと思います。 今海住議員から御指摘のありました11ページの地域づくり連携費の田舎暮らしと温泉が楽しめるサテライトオフィス推進事業費に関してですが、15ページに出てきます観光費のテレワーク推進支援事業補助金とも少し連動するのかと思いますので、併せて御質問させていただけたらと思います。 先ほどどういった方が対象になるのかという御質問がありましたけれども、企業であったりとか、個人事業主であったりとか、オフィスとして使ってもらうんだというお話がございました。せんだって一般質問の中で、ビジネス観光としてワーケーションを進めてほしいという話をさせてもらいました。市長からも、いろいろやっていこうねという御見解だったかなと思います。今回テレワーク可能なオフィスを開設するということで、対象が企業、個人事業主というのはよく分かるんですけれども、市内の方があえて新しいサテライトオフィスに行って仕事をするという意味が余りないのかなという気がします。もちろん例えば駅周辺の方々が飯南・飯高のほうへ行って、温泉を楽しみながら仕事をするというのも楽しそうでありますけれども、そうではなくて、恐らく市外からの利用をめどにしているんだろうと思うんですが、そのあたりもう少しお伺いしたいと思います。 その際、今理事からは、オフィスとして使ってもらうと。住まい等が必要であれば別にという話でありました。市外、県外からの利用をめどとするのであれば、仕事場だけあって、通ってもらっても意味がなくて、そこに滞在してもらう必要があると思いますので、住まい部分というか、観光費のほうで出ている宿泊施設との連携をした取り組みを進めてもらえると思うんですが、そこの連携方法というか、つながり方を教えていただけたらと思います。 もう1点は、15ページの商工振興費のほうの松阪みんなの商品券事業費でございます。これは市長の肝煎りの事業なので期待するところなんですけれども、少し懸念がございます。といいますのも、せんだってのテイクアウト商品券の際に、もろもろ課題を感じながら、市民の方からも御指摘をいただいておりましたのでお伺いしたいんですが、今回の松阪みんなの商品券でございますが、発行の形態、以前のテイクアウト商品券は、こういったぺらっとした紙1枚でございましたけれども、今度は1000円掛ける10枚をつづった1万円の冊子になると思いますが、そのあたりの発行形態をお伺いしたいと思います。 以上です。     〔地域振興担当理事 野呂隆生君登壇〕 ◎地域振興担当理事(野呂隆生君) それでは、沖議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。 まず、利用できる方という点でございます。地域づくり連携課では移住促進を進めておりますので、市外からたくさんの方に移住していただきたいということで、日々事業に取り組んでおるわけでございます。ただ、利用要件につきましては、現在検討中の部分もございます。できるだけ利用しやすいような要件をこれから定めていきたいと思いますし、地域の人との交流の場としても一定程度考えておりますので、その点も含めて詳細な部分を決めていきたいと考えております。 それから、宿泊施設、仕事場だけ提供して、住むところ、滞在するところをどうするのかという御質問だったかと思います。こちらの利用については1カ月単位ぐらいでスタートさせようかなという考えを持っております。短期という方には、リバーサイド茶倉であったり、つつじの里であったり、山林舎であったり、そういう地域の宿泊施設がございますので、そちらを御紹介させていただく、長期、本当に移住を視野に入れて利用される方につきましては、空き家バンクの物件、こういうふうなところもしっかりと御紹介させていただきたいと考えております。 以上でございます。     〔地域振興担当理事 野呂隆生君降壇〕     〔産業文化部長 内山次生君登壇〕 ◎産業文化部長内山次生君) それでは、松阪みんなの商品券についての発行形態ということでございます。 先ほど議員おっしゃっていただいたように、テイクアウト商品券については各世帯にその商品券自体を送付させていただきました。今回につきましては、各世帯に対しまして、商品券を引き換えする券、引換券を送付させてもらおうと思っております。その引換券を持って市内金融機関の窓口で購入していただきますので、送らせていただくのは直接ではなくて、商品券の引換券という形で送らせていただくような予定で考えております。 以上です。     〔産業文化部長 内山次生君降壇〕 ◆14番(沖和哉君) 部長、済みません、観光費のほうの御答弁はお願いできますか。 ◎産業文化部長内山次生君) 失礼いたしました。 観光費のほうのテレワークにつきましては、地域づくりのほうで行っております田舎暮らしという形と違いまして、今テレワークの需要はすごく増えてきているというふうに感じておりまので、その部分をまちなかでやるという形で考えておりまして、そこにつきましては、当然テレワークの環境をしっかりした宿泊事業者、要するにホテルがメインなんですが、ホテルに条件をつけまして事業としてさせていただきたいと思っております。私どもとしては、ホテルの宿泊でという形の事業としてやっていきたいと思っております。地域づくり事業のほうとは考え方が少し変わった形で考えております。 ◆14番(沖和哉君) お二方、ありがとうございました。 田舎暮らしのサテライトオフィスのほうにつきましては、理事から御答弁をいただきましたけれども、現状では対象をどこまで絞るというか発信するかをこれから決めていくという話だったかなと思います。市外、県外の方に限らないという理解でいいんですかね。何だったら市内の方も飯南・飯高地域への関係人口を増やしていくようなイメージで、まちなかからあちらに移っていく方もありなのかなという御答弁だったような気がするんですが、その理解で合っていますでしょうか。 ◎地域振興担当理事(野呂隆生君) 利用者の範囲というふうなお話かと思います。もちろん過疎地域でございますので、これからどんどん交流人口であったり関係人口を増やしていこうという取り組みを今進めておるところでございます。要件はいろいろ決めていきますけれども、今議員がおっしゃったような方向で進めさせていただきたいと思っております。 ◆14番(沖和哉君) 承知をいたしました。詳しいことはまた委員会でも御議論できるかなと思いますので、期待したいと思います。 あわせまして、観光費とのお話ですけれども、色合いが違うのでという御答弁だったかなと思いますが、宿泊施設を利用してのテレワークを展開していく事業者に対しての補助金ということなので、こちらは明確に市外、県外からの利用者の方に対して実施される事業を支えていこうという話だと思うんです。ただ、そうすると、こちらも一定程度中長期の滞在、2週間なのか1カ月なのか分かりませんけれども、そういった滞在をしていただく中で、松阪市内でテレワークによるお仕事を続けてもらって、松阪市を知ってもらったりとか、関係人口としてのつながりもつくっていただきたいということなのかと思うんです。 ただ、そうすると、地域づくりのほうも観光のほうも、目指す話は松阪でお仕事をしてもらう方を増やそうというか、松阪を広げてもらおうという話なのかなと思いますので、別の課になりますけれども、つながって、連携しながら、広報というか、例えば首都圏であったり関西圏であったりの発信というものを連動してやっていかないと、ばらばらでするとやっぱり弱いんじゃないかなと思うんですけれども、そのあたりの連携は今のところ考えていないということなのか、もちろんするよということなのか、どちらでしょうか。 ◎産業文化部長内山次生君) 先ほど議員言われましたように、当然来ていただく対象というのは県外、市外、市内とも(訂正前 県外、市外とも)、同じように対象になります。そのやり方といいますか、滞在してもらう場所は違ってきますけれども、PRについては同じように併せてやっていきたいと考えております。 ◆14番(沖和哉君) 承知しました。期待をして待ちたいと思います。 次に、プレミアム商品券のほうです。私の質問の仕方が悪かったのか、求めた答弁ではないお話をいただきましたけれども、引換券を各世帯に発送して購入を希望をされる方が金融機関で買ってもらうということは承知をしております。その上で、商品券自体の、要は素材であるとか、紙質はどうなのかということが聞きたいんです。といいますのも、物が違うから今回は違うよとおっしゃるかなと思うんですが、以前のテイクアウト商品券はぺらっとした紙です。この商品券について、5月臨時会の委員会質疑の議事録を頂きました。その中で、その当時も危惧されていた内容があるんですが、中村良子議員の質疑の中で、偽造防止であるとか、コピーも含めた商品券の不正利用のような部分を懸念されて質疑をされています。その中で御答弁は、通常のコピー用紙ではコピーしてもすぐに分かるような材質の紙を使って、そういうふうなことを極力防止していきたいと考えております。スピード等が求められますので、最大限偽造防止というものを多角的な方面から取り組んでいきたいというふうに考えているという御答弁があります。 一方では、議員の質疑で、印刷が通常コピーできない用紙を使っておりますということですが、どういう用紙ですかという話があるんですが、御答弁の中で、普通のコピー用紙で印刷をすればすぐに分かるような材質の用紙を使っていきたいという御答弁がありました。 お伺いしたいのは、本会議上で言うのもなかなかはばかられますけれども、ただの紙です。印刷業界でいえば、恐らくですけれども、コート紙かマット紙かの通常のチラシに使われる紙だと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎産業文化部長内山次生君) 先ほどの質問の中で、テレワークの関係のところで、私どもの対象者のほうは、市外、県外の事業者の方と言ったんですが、「市内」の方についても当然含んでおりますので、それを付け加えさせていただきたいと思います。 先ほどの紙の材質のことでございますが、テイクアウト商品券の御質問をいただいたときにもコート紙という形で、普通のコピー紙ではなく、コピー機が使いにくいもの、コピーしたことが分かるものという形でさせてもらっていました。今度の商品券につきましては、先ほど議員言われたように1000円を10枚つづりで1万円というふうに考えております。当然そこには偽造防止のためにホログラムを入れるとか、そういうふうなやり方をして、コピーとか偽造ができないようなやり方を今回についてはしていきたいと考えております。 ◆14番(沖和哉君) 部長おっしゃったように、確かに通常のコピー用紙ではないです。ただ、コート紙でもマット紙でも、インターネット上でも簡単に買えますし、文房具屋さんから発注すれば買えるんじゃないかと思っています。個人購入が可能な紙です。レーザーコピー機とかでコピーをすれば、大体似たような状態にはできると思います。5月の委員会質疑を今あれこれ言ったところでしょうがないですけれども、これはまた決算であるとか、文教経済常任委員会で御議論を任せたいと思うんですが、なぜこちらには、例えば割り印とかをしなかったのかなと残念感があります。 それを踏まえて申し上げたいのは、委員会協議でも本会議質疑でも、執行部のお答えを我々は信頼して受け止めます。その上で、偽造防止をするよとおっしゃってもらったけど、余りされていない商品券が発行されたことに懸念をしておりまして、今回のプレミアム商品券については、前回のテイクアウトのような大急ぎの事業ではないので、少し時間を持って、入札であったりとか準備をしてもらうと思うんですが、前回のテイクアウト商品券のように曖昧な対応ではなくて、次のプレミアム商品券についてはきちっと、今おっしゃったようにホログラムの印刷であるとか、通し番号であるというふうな偽造防止が徹底された商品券の発行になるというふうに信頼してよろしいでしょうか。 ◎産業文化部長内山次生君) はい、議員言われましたように、偽造防止できるような対策をしっかりさせてもらって発行していきたいと考えております。     〔14番 沖 和哉君降壇〕 ○議長(大平勇君) 他に質疑はありませんか。 ◆27番(久松倫生君) 大まかに2点ですので、自席から失礼いたします。 1つは、財政運営についてであります。 今回、地方創生臨時交付金第1次分が、今言われていますプレミアム商品券に5億2400万円充てられたということでお示しになりました。私どもの勝手な情報ですけれども、6月24日に第2次分が発表されたというふうに認識をしております。そこにおきますと、家庭支援を含む事業継続や雇用維持等の対応分として、松阪市は6億円近く、5億9700万円、それから、新しい生活様式を踏まえた地域経済の活性化分ということで9億9100万円、約10億円、合わせて約16億円近く、15億8800万円ぐらいの金額だというふうに伺っております。今回までの財政調整基金、一般会計の繰入金が11億8000万円ということになりますので、それを足して、まだ数億円今後の財源があるのかというふうに受け止めます。ですので、さらに今後の対策が打たれると認識してよいのかどうかが1点です。 それから、今回経済対策あるいは観光についての施策が計上されております。個々のことは伺いませんけれども、現在の報道で、特に首都圏を中心にして、新たな感染あるいは人の移動による危険性というものが報じられております。報道の範囲でありますけれども、そうしますと、人の移動についての課題があるのではないか。感染防止ということを考えた場合、今後の対策で人の移動が増えるということについて、そして観光を中心にした対策を打たれる上で、そういう点での課題といいますか、認識について、基本的な点だけお聞きしておきたいと思います。 以上2点、お願いします。 ◎総務部長(松名瀬弘己君) 財政運営の件でございます。特に今回、臨時交付金を計上しましたので、それについてお答えをさせていただきたいと思います。 この臨時交付金につきましては、第1次分としまして、久松議員御指摘のように、5月1日に約5億2000万円の上限額ということで、今現在ではこれにつきましての内示が来ておるという状況でございます。そして6月24日でございますけれども、第2次分といたしまして約15億9000万円ということで、その上限額の通知が来たところでございまして、トータルで総額でいきますと約21億1000万円ということになります。そして、これまでの予算計上の中では、本日お配りしております資料の中にもございますが、下から2つ目の段に6月の追加補正後ということで書いてございますが、事業費としまして187億円余り、そして一般財源におきましては、約18億円ということになっておりますので、そのことから行きますと、まだ約3億円の残りがあるといことでございます。ただこの18億円の中には、臨時交付金の対象とならないような事業もございますので、この3億円以上がまだ使えるということでございます。この交付金を有効に活用いたしまして、今後また対策を練っていきたい。当然それにつきましては、松阪市の実情、特徴に合った事業ということで、また国県の事業の目的や対象、そういう連携なども考慮した上で予算を計上していきたいということでございます。 また、人の移動の件につきましてもございましたが、これにつきましては、先ほど市長の御説明の中にもありましたが、やはりこれについてもかなりの打撃を受けておるという認識でございますので、今後どのような事業を挙げていくかというのは、今後の話でございますけれども、観光については第1弾として今回挙げさせていただいたということで御理解いただきたいと思います。 以上でございます。
    ◆27番(久松倫生君) 財政認識は御丁寧な御答弁でしたので、私が申し上げたのと大体同じ認識ということで、3億円以上の財源がまだ確保できるということだろうと思います。 観光のほうは、別に個々の施策がどうということではなしに、今第2次感染の問題とか、今後の移動とか、そういったものを考えたときに、観光対策はいいんですけれども、人が来ないではないかと、規制という言葉は使いたくないし、自粛という言葉も余り使いたくないんですけれども、移動そのものが困難になるといいますか、今の首都圏なんかの動きを見ていると、私自身の個人的な感想ですけれども、個々の対応によって、あるいは動きにおいては心配な面もあります。そういう点では、一般質問みたいで悪いですが、この間も、「県外のお客様お断りします」と書いてあるお店があります。そういったところで観光という形で提供していくのが今妥当なのかどうか、その点でのしっかりした認識を持たないと、せっかくの施策が実態にそぐわないという可能性がありはしないかと、そういう問題を感じるので、ちょっとその基本認識だけ聞いておきたいと思います。 ◎市長(竹上真人君) 今回の3次補正の提案説明でも少しお話ししたところでございますけれども、今回させていただく中で、ウィズコロナ、そしてアフターコロナという言い方になろうかと思いますが、ある程度収束を見た後の経済の再開に向けての予算計上もさせていただいております。すなわち、命と経済の両立というふうな表現で言わせていただいたつもりでございます。 今回、観光施策を幾つか挙げさせていただきました。特に秋あたりをターゲットにして、松阪へ訪れていただく方に様々な特典を与えていこう、こういう事業です。ですので、前提としてはある程度コロナ感染症が収まっているという前提のもとに予算を組ませていただいているところであります。 そして、議員が今言われましたとおり、第2波であるとか第3波、この状況は刻一刻と変化をしております。それについても我々も十分に危惧するところでございます。そういった場合には、この事業については慎重にやっていく部分ももちろんあるということであります。 しかしながら、先ほどお話に出ました、個別の事業は余り言うつもりはございませんけれども、例えばテレワークのようなものは、もともと市内の宿泊施設から市の共創デスク、いわゆる官民連携の窓口に民間からの提案でやってきたものでございます。自分たちでそういったテレワークの環境を整備する、それによって、今非常に打撃を受けている宿泊施設等の事業に応援してほしい、こんなような話でございます。私たちがやることは、疲弊している地域経済を何とか支えていくということも重要なことでございます。ですので、議員が心配している部分ももちろん十分ありますけれども、命と経済の両立を目指しながら、こうした事業展開をしていく必要があるということでございます。今回そういった思いでこの3次補正を挙げさせていただいておりますので、御理解をいただきますように。また、先ほども財政の話が出ましたけれども、必要な対策を必要な時期を目がけて、それぞれに打っていくことがこれからも必要というふうに考えておりますので、ぜひとも御協力のほどよろしくお願いいたします。 ◆27番(久松倫生君) 今市長のほうから、この予算は命と経済の両立と、それはそれで私ども確認しますし、収まっているという前提で予算編成してこられたということも伺いました。第2波、第3波を危惧しておられるということも一致しますし、その上で事業は慎重に行っていくという御発言がございましたので、そのことを確認させていただいて終わります。 ○議長(大平勇君) 他に質疑ありませんか。 ◆13番(深田龍君) 自席より失礼いたします。 サテライトオフィス推進事業費602万円、質問が重なっていますので、1点だけお聞きしたいと思います。 こちらはサテライトオフィスをつくって情報発信をされていくこととなるかと思います。できる場所も飯高ということをお聞きしている中で、平成30年度に田舎暮らし交流移住促進事業として香肌峡のホームページをつくられています。こちらのホームページと連動させていくのかどうか、お聞きしたいと思います。 ◎地域振興担当理事(野呂隆生君) 平成30年度に製作しました香肌峡のホームページとの連動ということでございます。 当然、飯高で行う事業でありますので、香肌峡のホームページとは連動させていきたいと思っております。今ちょっと移住関係とか、そういう部分のページが欠けているというところもありますので、そこら辺を充実させて、新たな事業の情報発信をしっかりしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆13番(深田龍君) 香肌峡のホームページに連動させていくということを確認させていただきました。 今日は議案質疑なので、ホームページの中身までお話しできませんが、市長にもこのホームページは課題が多いというところだけ現時点で伝えさせていただきたいと思います。またTPOをわきまえて質問させていただきますので、よろしくお願いします。 ○議長(大平勇君) 他に質疑ありませんか。 ◆8番(田中正浩君) 自席で失礼します。 先ほど海住議員から質問があった件ですけれども、春日保育園の移転事業費1568万5000円で、これは先ほど食事を作るところの排気という話をされたと思うんです。1568万5000円というと新しく台所というか食事を作るところを造られるぐらいの規模の金額なんですけれども、どういったことをやられるんでしょうか、具体的に教えてください。 ◎こども局長(廣本知律君) 今回の追加工事は、2つございまして、1つは、今回の臭気対策に係る費用です。こちらにつきましては、480万円計上しております。もう1点は、駐車場の路床の入替えに係る工事でございます。こちらにつきましては、1080万円を見込んでおります。臭気対策はどういった工事かということでございますが、こちらは臭気を滞留させることなく拡散させるというところで、ダクトの前に壁を設けまして、その壁で臭気を拡散させて1カ所に滞留しないように対応させていただきます。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 技術的なことはちょっと分からないんですけれども、例えばそのダクトをよく焼肉店でやっているように、建物の別のところに排気を持っていくとか、そういうような工事ではいかんのですか。 ◎こども局長(廣本知律君) 工事につきまして、ダクトを上へ上げて付けるというところも検証させていただきました。こちらにつきましては、屋根の耐力との関係もございまして、どうかなという費用的なところもございました。今回の壁を設置するに当たりましては、現地調査を行って、春先から仮設で防音シート等を設けながら、ダクトの前に壁をつけた場合にどういう効果があるかというところの検証をさせていただいて、こちらの壁をつけて臭気を拡散させるという工法を選択させていただきました。 以上でございます。 ◆8番(田中正浩君) 分かりました。終わります。 ○議長(大平勇君) 他に質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大平勇君) これにて質疑を終わります。 議案第88号は、総務企画委員会、環境福祉委員会、文教経済委員会に付託をいたします。 以上で本日の日程は終了いたしました。お諮りいたします。明7月2日から7月8日までの7日間を休会したいと思います。これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大平勇君) 御異議なしと認めます。よって、明7月2日から7月8日までの7日間を休会することに決しました。なお、明7月2日午前10時、環境福祉委員会と文教経済委員会、7月3日午前10時、総務企画委員会と建設水道委員会を開催いたしますので、御了承願います。7月9日午前10時、本会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。                         午後1時41分散会...